前回、遊行寺参道についてご報告しましたが、1月28日遊行寺にて「宇賀神社、御廟所整備工事完成披露会」式典が「遊行75代・藤澤58世 他阿一浄」上人によって読経から始まった「整備工事完成披露会」が執り行われました。
<門が開けられた中雀門> 大棟に皇室との繋がりを示す菊の御紋、屋根の下に徳川家の御紋である三葉葵が刻まれている門。
<他阿一浄上人によって読経から始まった完成披露仏事>
<披露仏事が終わって挨拶される上人> 「藤沢の名前の由来は遊行寺裏山の沢からの湧水から藤沢と言う地名が出来たという謂われ、また門前町として、江戸時代の宿場町以降も常に藤沢と関わってきた市民の憩いの場としての愛されてきた遊行寺。令和7年に開山700年を迎え、そのために遊行寺周辺整備を行ってきた。広く皆さんの憩いの場としてこれからも利用して頂ければ有難い」(一浄上人)。
続いて執事長から、「裏山は樹木が生い茂り、山からの出水、と言う状況の中、鎌倉、江ノ島に次ぐ弁財天があり、宇賀神社周辺整備することによって、風土に合った寺院、魅力ある寺院づくりを目指し、皆さんに来て頂けるためのバリアフリー化し、裏山の樹木の整理と植栽、アジサイをはじめとした植栽をしてきました」との2年間にわたる整備経過の説明がありました。
<工事概要についての説明> 整備工事請け負った会社の社長から整備工事概要の説明や施工におけるご苦労の話が報告されました。
<整備工事個所完成図> 赤い部分が整備された個所。
<お札配り> 式典に参加された皆さんに上人から「南無阿弥陀佛」と記されたお札が手渡されました。
<整備工事概要について説明> 「百間廊下」からの整備された個所についての説明がされました。
<「本堂」への通路> なだらかなスロープとバリアフリー化されました。
<鐘楼脇からの通路> 本堂脇にはアジサイ。遊行寺のスポットとなるでしょう。
<宇賀神社> 徳川家の祖有親の守本尊と言われている神社。
<弁財天> 開運・金運上昇等の弁天様として江戸時代から信仰されています。
丁度梅の花が満開でした。2月下旬から3月にかけて「ハクモクレン」の開花。 四季折々に散策したくなる遊行寺境内巡りをしては如何でしょうか。
藤沢宿 ”わくわく藤沢宿通信” №75
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