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2021 4/25

藤沢宿「厄神社」厄払い祈祷神事が行われました

旧東海道横道入ったところに「厄神社」が祀られています。江戸時代や明治時代に日本各地で天然痘を中心とした疫病が大流行し多くの大人、子供が犠牲になりました。厄神社を祀ったこの地にも明治15、16年に天然痘が流行、厄神社のお札が貼ってある家では病気にならなかったことから、厄除けを祈願して、近隣の入町・中久保町・旅籠町の有志によって祀られました。

「厄神社」修祓式は毎年4月第4日曜日10時から、東部地区総鎮守である「藤澤諏訪神社」宮司によって厄払い祈祷が執り行われてきました(「新型コロナ」対応から昨年に引き続き参拝者縮小で執り行なわれました)。

ご祭神は「厄神鬼王(疫病除けの神)」

(明治17年川崎大師(厄除け大師)から分神、明治24年入町大工・西村宗治郎氏によって建立。本殿には米山富吉氏奉納の蝋燭立ての「鉞」が祀られています)

修祓式案内看板

(今年も「新型コロナ」対応で修祓式後のお囃子奉納は中止されました。「厄神社」創立当時は大変賑やかで夜店も開かれていたとのこと)

約20段上ったところに本殿鎮座

(鳥居、手水鉢は明治34年建立。石燈籠は明治29年中米楼(東京新吉原)が奉納)

参列者へのお祓い

玉串奉納する鈴木市長

入町町内会長、鈴木市長、「厄神社」管理世話人・工藤さん、旅籠町町内会長

市長挨拶:皆さんと一緒に厄払い祈祷ができました。まだまだ「コロナ」対応が続きますが、一人一人がきっちり守っていけば、今まで通りになります。もうしばらく頑張ってまいりましょう。

工藤さん挨拶:「昨年に続いて厳しい状況下です。皆でもうしばらく頑張って参りましょう。来年はいつもの修祓式を迎えられるように…本日お受けになったお札をご自宅に掲げて頂くと厄除けになります。

厄神社世話人「工藤家」の中庭に咲く大紫 江戸時代から続く「工藤家」

三回目の「コロナ」対応として東京都等に「緊急事態宣言」が発令され、神奈川県は「緊急事態宣言」対応に近い「まん延防止地域」となりました。現時点藤沢市は対象になっていませんが、新規感染者は出ています。「一人ひとりが自分を守り」、その結果「皆を守ること」になります。もうしばらく頑張りましょう。

藤沢宿”わくわく藤沢宿通信” №33

 

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