いよいよ秋も終わりの季節11月に入りました。 「遊行寺」創建以来様々な仏事や文化、経済的イベントを通して藤沢市、および藤沢市民と深い結びつきを今日まで持ってきた「遊行寺」。間もなく晩秋の時期に入りますが、その合間の静かな境内をゆっくり散策してはいかがでしょう。
<「遊行寺」本堂>
1937年に再建された木造銅板葺の本堂 (登録有形文化財)。
<御番方と信徒会館>
関東大震災で倒壊後再建。行事等の玄関口(登録有形文化財)。 春になると牡丹が咲く庭園。
<放生池と白モクレン>
信徒会館・放生池(「生類憐みの令」に際し、金魚銀魚の放流命令があったと伝わる)前の白モクレンの木。春には見事な白いモクレンが咲きます。
<ザクロの実>
「放生池」際のザクロの実。
<中雀門>
安政6年(1859年)建立された境内最古の建物 (重要文化財)。大正12年関東大震災で倒壊しましたが引き起こし建立された。大棟に皇室とのつながりを示す菊の御紋、屋根の下には徳川家の三葉葵の御紋が刻まれています。
<銭洗い弁財天>
宇賀弁財天像は徳川家の祖有親の守り本尊と言われ、開運・金運上昇等の御利益がある優美な弁天様。本堂の裏側にあります。
<ひぎり地蔵菩薩>
「遊行寺」の門前は東海道の「藤沢宿」として栄え、毎月24日の「地蔵菩薩」の縁日には道中安全、病気平癒、商売繁盛、健康成就、厄除招福等々を祈願する人々で江戸・明治・大正と賑わっていたとのことで、当時の人々の信仰が偲ばれます。平成26年修復、再建された「地蔵堂」の「ひぎり地蔵菩薩」。毎月24日にお詣りしてみては…。
<なでなで地蔵尊>
「地蔵堂」横の「なでなで地蔵」。体の痛いところや気になるところをさすって祈願してみましょう。
「遊行寺」は11月中旬から新年にかけて様々な行事が行われますが、「遊行寺」散策には静かな今が最高です。境内案内には要所要所にタブが付けられていて「スマホ」をかざして解説を受ける事が出来ますのでお楽しみ下さい。
藤沢宿 ”わくわく藤沢宿通信” №57