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2024 1/10

散策してみよう 整備された「遊行寺」参道

「遊行寺」(正式名称は「藤澤山無量光院清浄光寺)の開山は遊行4代他阿呑海によってなされ、兄である俣野五郎景平の寄進により正中2年(1325年)に創建されました。創建以来戦火、火災により堂宇はたびたび延焼しその都度復興してきました。永正10年(1513年)兵火により全山を失った際には駿河長善寺に本尊を移動、その後藤沢に再興されたのは慶長12年(1607年)。関東大震災によって倒壊し、昭和10年上棟、昭和12年落成し現在に至っています。

「遊行寺」のある藤沢は寺の管理・守護をしていた「藤沢各寮」として大鋸町周辺の皆さん、門前町として発展し、東海道の宿場町「藤沢宿」として、そして明治以降も行政、経済、文化等において「遊行寺」と藤沢市、藤沢市民と深い繋がりを持ちながら現在に至っています。

こうした関係から仏事や四季折々の催事等に多くの参拝の方々賑わう「遊行寺」の参道が整備されました。新しい「遊行寺」スポットととして、散策してみてください。

<「鐘楼」脇から「参道」整備>                                                     歩き易い歩道に整備されました。「歩道」脇も整備され「アジサイ」植栽されました。

<「本堂」脇の「アジサイ」>                                                                    「アジサイ」と「石垣」が見事です。

<「宇賀神社」と「宇賀弁財天像」>                                                                       裏山も整理されました。

<「弁財天」さま>                                                                    「開運、金運上昇等のご利益を頂ける」と江戸時代から信仰されてきている、小ぶりながらの優美なおすがた。

<銭洗い場>                                                                                             「遊行寺」裏山から湧き出す清らかなお水で銭洗いしましょう。

<「宇賀神社」横の休憩所>                                                       清らかな水が流れるお休みどころ。

<「百閒廊下」脇の休憩所>                                                     「宇賀神社」、「銭洗弁財天」の下のきれいな水が静かに流れる休まる場所。

<歴代上人のお墓(御廊所>

正面に開山塔、左右に歴代上人の墓塔が並んでいます。

以前から「遊行寺」の日常の仕事を行う「客寮」の任を請け負っていた大鋸町周辺の町、江戸時代の門前町として、東海道の宿場町として、そして明治以降も各種のイベントを通して藤沢市、藤沢市民との行政、経済、文化を通して深い繋がりをもってきた時宗総本山「遊行寺」。

境内は2月下旬頃から開花する「ハクモクレン」にはじまり、「ボタン」、「桜」、「菖蒲」、「アジサイ」、「イチョウ」等々四季折々の花でいっぱいです。

「本堂」お参り、整備された「参道散策」、「銭洗弁財天」、「ひぎり地蔵堂」、「なでなで地蔵」詣り等々と1年通して「遊行寺」に…。

山門の隣の「ふじさわ宿交流館」にもお立寄り下さい。

(参考資料:遊行寺発行「案内パンフ」

藤沢宿 ”わくわく藤沢宿通信” №74

 

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