源氏の白旗を名に持つ白旗神社の御祭神は寒川比古命(さむかわひこのみこと)と源義経公。その義経公と弁慶の銅像が白旗神社の新たなシンボルとして建立されました。義経公没後830年、鎮霊碑合祀20年記念事業として計画された事業で、10月28日に除幕式が行われました。
藤沢宿の新しいシンボルとして多くの皆さんに見て頂き義経公を祀る白旗神社を大切にして頂きたい。主従の永遠の平和を願うとともに当地でも愛され続けている証を銅像として永代にわたり遺たい(鈴木宮司)。
白旗神社の義経公が祀られる事になったのは義経公と弁慶公の御首が文治5年(1189年)6月13日に腰越の浜で首実検の後、金色の亀に乗り当地に辿りつき、住民によって大切に葬られ、その御霊を白旗神社に祀られたことが由縁になりました。
境内には義経公に纏わる鎮霊碑があります。白旗神社の御首と宮城県栗駒町半官森御葬札所の御骸、両地の魂土を合祀し、義経公の兜を象った鎮霊碑で1999年(平成11年)に建立されました。
御社殿の横に弁慶の力石があります。この石に触れると健康になり病気をしないと言われています。亀の甲羅に似ている石は茶店で一服した農家や町内の若者たちが持ち上げて力比べをしたそうです。
義経公と弁慶公が金色の亀に乗って白旗に辿りつき地域の人に清め祀られたことから、境内には亀に纏わるものがあります。喜びをもたらす「導喜守り」、拝殿や手水舎には亀の彫刻、庭には義経松、弁慶松、義経藤があります。
白旗に辿りついた御首は地域住民によって清め埋葬したといわれる「首洗い井戸」、「首塚の碑」があります。神社から白旗交差点を左折、交番の横道を入った本町公園の一角にあります。
常光寺横の中横須賀公園上に弁慶塚があります。「弁慶塚」と刻まれた石碑があります。昔この辺りに弁慶公の御霊を祀った八王子社が建てられていました。石碑は義経公が祀られている白旗神社の方向に向いております。
首洗い井戸から向かって左折し市民病院入口交差点まえの「済美館」横の道を進んで直ぐ左の公園の上です。
白旗神社の御社紋は義経(源氏)の紋章「笹竜胆(ささりんどう)」で、神社の通り挟んだ御菓子司「古美根」の「笹りんどう最中」は評判のお菓子でいかがですか…。
白旗神社は小田急「藤沢本町駅」から徒歩5分、「ふじさわ交流館」から白旗に向かって徒歩10分のところです。旧藤沢宿の新しいシンボルを見て義経公巡りをしてみて下さい。
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