山王神社から西に向かい、左に折れて瑞光橋を渡ります。右側の塀沿いに行くと感応院(真言宗)の参道に出ます。創立は建保六年(1218)、開基は源実朝といわれ、藤沢宿でも最も古い寺院の一つと伝えられています。慶長十四年(1609)幕府により壇林所(仏教学研究所)に指定され、慶安二年(1649)朱印地を賜りました。建久四年(1193)、源頼朝が富士の裾野で狩りを催した時、旅のやくよけに三島神社を勧請しました。この社殿は自由に回転できるようになっている珍しいものです。また、相模国準四国八十八箇所一番の木造弘法大師像が本堂に安置され、二十三番の弘法大師石像は境内にあります。