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白旗神社

しらはたじんじゃ

旧東海道(国道467号線)の白旗交差点を北に向かうと、藤沢宿西方面の総鎮守である白旗神社の大きな鳥居が見えてきます。古くは寒川比古命を祀っていたといわれますが、義経の首がこの地に葬られたと伝えられるところから、宝地三年(1249)義経も合祀するようになったといいます。例大祭には義経・弁慶2基の神輿が氏子町内をねり歩き、大変賑やかです。また、秋祭りに行われる市指定文化財となっている「湯立神楽」は、面をうけた山ノ神が道化を演じながら参拝者に餅をまくなど独特な神事として知られています。本殿に向かう石段の下には、さまざまな形態の庚申塔の一群が見られます。

その中には、市指定文化財の庚申供養塔(寛文五年・1665)もあり、右側面に「此よりはちおうしかいとう」、左側面に「これよりほしのやかいとう」と刻まれ、かつて二つの道の岐路にたてられていたと推察されます。庚申供養塔群の片隅には、市指定文化財の江の島弁財天道標が1基あり、さらに境内藤棚近くに、芭蕉の『吉野行脚」の「草臥亭(くたびれて)宿かる此や藤の花」の句碑(文化二年銘・1805)がたてられています。

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住所:藤沢市藤沢2-4-7

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