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2022 5/24

藤沢「大清水境川アジサイロード」 アジサイ咲きはじめました

「ふじさわ宿交流館」から10分ほど、「藤沢市民病院」から約5分ほどの大清水中学校前の「鷹匠橋」から藤沢清流高校の前の「大清水橋」間の片側400mの境川沿いに今年もアジサイが咲き始め、今週末から来月中旬に見ごろに入る時期になりました。梅雨時のアジサイはしっとりと濡れた姿も美しく梅雨期ならではの風情を、晴れた日は立派な花びらと濃い緑の葉っぱに季節の恵みが気分爽快を与えてくれます。

「鷹匠橋」、「大清水橋」間の境川沿いは大清水小・大清水中・藤沢清流高校生が毎日通う通学路、藤沢市教育文化センターを利用される先生方、また近隣にお住いの皆さんの散策道路として、さらに境川サイクリングロードとして広く多くの皆さんに利用されています。

大きく根深いカヤやクコ、雑草で茫々であった川岸を綺麗にして、生徒さんに「気持ち良く通学して貰おう」、という発想から、”「学校周辺の環境づくり」、「境川の景観づくり」、「子供たちの情操育成と社会参画」の三つの柱を地域住民の手で作り上げる” ことを考え、有志会を平成15年(2003年)に結成、平成16年(2004年)「大清水地区境川アジサイロード作戦」PTを立ち上げ、大清水中学校区三者連携「大清水心のかけはし会」事業の一つの柱としてた取り組みを始めました。

取り組みの特徴は近隣にお住いの皆さんに「アジサイ里親」として家庭で植えられているアジサイを庭に挿し木し育成して頂く、大清水小、俣野小、大清水中、聖園子供の家も同様に挿し木育成して、平成18年(2006年)2月に町内の皆さんに育て頂いた挿し木や庭にあるアジサイを持ち寄って、「第1回植栽」取り組みとして学校側の川沿いに植栽、翌年平成19年(2007年)2月に「第2回植栽」取り組みとして反対側の遊歩道に植栽、以降毎月第1土曜日に「早くアジサイ大きくなって大きな花咲かせて…」と親心を持って地域住民有志を含めて皆でメンテナンス作業を行ってきました。「かけはし会」役員や協力員の皆さん中心に毎月のアジサイ手入れ等管理して頂き、ご覧のように梅雨の風物であるアジサイが鑑賞できる、当初の計画通りの「大清水アジサイロード」として現在に至っています。

梅雨から夏にかけて咲くアジサイは「七変化」と言われる様に、咲いているうちにだんだん色が変化してきます。そのためか花言葉は「移り気」とか、「青いアジサイ花は辛抱強い愛情」「赤やピンクの花は元気な女性」「白いアジサイ花はひたむきな愛情」の花言葉もあります。アジサイ原産地は日本で色は青だったそうです。アジサイの語源は一説によれば「青い花が集まっている」ので、集めるの意の「あづ」に青の意の「さ藍」で「アヅサアイ」から「アジサイ」となったと言われています。

日本古来の青いアジサイが幕末から明治にかけて来日したヨーロッパの人によって持ち帰られ、青以外の花を作りだし、色とりどりの西洋アジサイが日本に逆輸入された青、白、紫、ピンク、赤に緑等々の多く種類のアジサイが人気品種となっています。

土壌が酸性だと青になり、アルカリ性だと赤くなる、と言われていますが、もともと日本の土壌は酸性であるために日本古来のアジサイは青でしたが、ヨーロッパは土壌がアルカリ性のため青かった花も自然に赤っぽくなり、また元来華やかな花を好む欧米人のために色とりどりで大きな花へ変化を遂げました。

アジサイの品種は日本で150種と言われています。日本のアジサイはアジサイ類、ツルアジサイ類、ノリウツギ類、タマアジサイ類に別けられ、アジサイ類はヤマアジサイとガクアジサイに別れます。アジサイの花びらに見える部分は額(がく)で中心部にあるのが花です。6月の6のつく日にアジサイの花を逆さまに吊るしておくと厄除けになるとして、玄関に吊るすと厄除けになる、部屋に吊るせばお金に困らない、トイレに吊るすと病気(婦人病)にならない、とのいわれがある様です。昔から商売繁盛を願って蜂の巣を吊るす風習があって、アジサイが蜂の巣に似ているところから金運の花、病気除けは寝(根)付かず健康に通じるから、だとも言われてきた様です。

今年も皆さんが楽しめる「大清水境川アジサイロード」となりました(アジサイ写真は一部過年撮影もあります)。

<雑草だらけだった川岸を手入れしてアジサイ植栽までの懐かしい取り組み記録>

懐かしい記録1                                                             植栽の為に先ずは川岸の草撤去作業に汗を流しました(2006年)。

作業記録2                                                                          カヤやクコの這った根っこ取りは大変でした(2006年)。

作業記録3                                                              いよいよ皆で植栽作業(2007年)。自宅のアジサイや挿し穂を持ち寄って植栽しました。

作業記録4                                                                            持ち寄ったアジサイの植え込み完了(2007年・2008年)。

こうして素晴らしい「大清水アジサイロード」になりました(2021年6月)。

月一回の手入れ作業が終わって一休み(2021年5月)。

大清水橋から鷹匠橋を望むアジサイ風景(2021年6月)。

「是非「アジサイロード」散策をお楽しみ下さい…お待ちしています」                                                (「安藤かけはし会長」 2022年5月22日)。

「大清水心のかけはし会」の皆さんの力で素晴らしい「大清水境川アジサイロード」になりました。毎月の第1土曜日午前に「かけはし会」の皆さんによってアジサイ管理作業が行われています。本当にご苦労様です。

「かけはし会」では6月12日(日)10時~14時まで「アジサイを楽しむ会」を開催し、先着100名に花の種やアジサイ押し花コースターの配布を予定されています(少雨決行)。

これからも「大清水境川アジサイロード」を地域のスポットとして大切に見守っていきましょう。

藤沢宿 ”わくわく藤沢宿通信 ”  № 52

 

 

 

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